たにし/趣味ソムリエ

いろんな趣味、特に読書を中心に紹介していきます

嫌われる勇気 ~第一夜~

 今日から読み始めた『嫌われる勇気』という本。その本の大事なところなどを見直

 せるよう少しずつ記事にしていこうと思いました。

 

 まずこの本の考え方となる『アドラー心理学』についてです。これはオーストラリ

 ア出身の精神科医、アルフレッド・アドラーが20世紀初頭に創設した全く新しい

 心理学です創設者の名をとってアドラー心理学と呼ばれることが一般的になってい

 ます。そしてアドラー心理学は、堅苦しい学問ではなく、人間理解の真理、また到

 達点として受け入れられています。

 

 ここでは「目的論」という言葉を使っていこうと思います。簡単にいうと過去の原

 因ではなく、今の目的について考える考え方です。少し例を挙げると引きこもり気

 味になってしまった友人がいるとします。その友人が「不安だから、外に出られな

 い」のではなく逆に「外に出たくないから、不安という感情を作り出している」と

 いた考え方です。この前者の考え方は原因論といいます。

 つまり我々は原因論の住人であり続けるかぎり、一歩も前に進めないのです。

 

 そしてもう一つ、アドラー心理学ではトラウマを明確に否定するそうです。自分の

 経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する

 これはいかなる経験にも言えることです。

 もし先ほどの例に挙げた友人が両親から虐待を受けていて社会にできないと自ら考

 えていたとしたら、それは彼の中にそう考えたい「目的」があるといえます。外に

 出たくない。そして親に心配され人から注目を集めたいなど。そんな彼は目的に沿っ   

 て行動しています。これはわれわれも同じことが言えるでしょう。ただそこに不満

 はあるかと思いますが。

 

 ここまでの話で友人が不幸なように感じたと思いますがこれは彼自身が選んだものな

 のです。ほとんどが自分のためになるよう選択してきたまでです。

 

 また「これは性格や人格が変わらないものだから仕方がない」と考える人もいると

 思います。一方でアドラー心理学では性格や気質のことをライフスタイルという言

 葉で説明します。これは人生における思考や行動の傾向のことです。

 これもまた自ら選んだものだと著者は言っています。ですがもしもライフスタイル

 が先天的に与えられたものでなく、自分で選んだものであるのなら、再び自分で選

 び直すことも可能なはずです。そして変われないのでいるのは、自らに対して「変

 わらない」という決心を下しているからなのです。

 

 ではなぜそんな決断を自分がしているのか。それは...

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